pythonでmatplotlibを使用してグラフを作成してみました。
《参照:http://www.pewresearch.org/ より》
このグラフはアメリカ各州の2014年における成人の福音派の割合で、
赤は2016年大統領選で共和党が制した州
青は2016年大統領選で民主党が制した州
です。
pythonを使用してのデータ分析をしたかったので作成してみました。
グラフからわかることは割合が多いところでは共和党が多く、少ないところでは民主党が制しているということです。
この記事は詳しく分析してあるのでとても参考になります。
この中で、福音派の割合はじつは40%前後で一定を保っていることが示されています。
ということは、必ずしも福音派の動きが大統領選に及ぼす影響として決定的だとは言えないのでは?と思います。しかし、グラフでは影響はあると思えます。
さあ、どのように考えるべきなのでしょうか?
私の考えは、アメリカの保守の地盤の一つといってもいい福音派の、その役割が崩れつつあるということです。そこでアメリカファーストを掲げたトランプ共和党に大きく投票した、というものです。
この崩壊は、アメリカの資本主義がその基盤を食い物いにしてきてしまった。その責任は決してトランプ大統領にあるのではなく、オバマ政権の時から進んでいた。ゆえにクリントンという選択肢だったとしても何も解決には至らなかっただろうということです。
中間層の崩壊はアメリカだけでなく、日本、ヨーロッパでも同様です。
個人は国家に晒されるか、資本制に取り込まれるか方法はないのでしょうか?
私は、人間関係をどう築いていくかが非常に重要になると思いますが、その方法は2000年以降の歴史から深く学ぶ必要があるとも思います。