英語的な

【英語ニュースを読む】人生をときめかせる方法

【本日の注目ニュース】イギリスBBCより

ネットフリックスで人気再急上昇中の近藤麻理恵さんの記事です。
私もちょっと気になったので、彼女の代表作の『人生がときめく片付けの魔法』を古本屋へ行き購入し、海外版『The Life Changing Magic of Tidying Up』をアマゾンでポチッとしました。

《ときめき》の英語表現

《ときめき》って英語でどう言うか知っていますか?記事には次のようにあります。

The “KonMari” method encourages owners to discard items which no longer “spark joy”, promising a clean mind as well as a clean home.

《ときめき》は英語で《spark joy》という様です。
グーグルで「ときめき 英語」で調べると、throbとかfultterなどの単語がでてきます。spark joyはよく考えられた新しい表現みたいです。もう一つコンマリメソッドで重要な単語が出てきます。それが《discard》=《捨てる》です。そして近藤さんのいう片付けは、まず捨てることから始まります。

コンマリメソッドにおける魔法

現実を変えたいとき、困難を乗り越えたいとき、魔法は必要とされます。そして魔法は決して非現実的な何かではありません。なぜなら必ず魔法は言葉とともに現れるのですから。言葉とともに。そこに何も秘密はありません。

近藤さんの魔法(コンマリメソッド)における魔法は何でしょうか?

それは《捨てる》です。

《捨てる》ことの大切さ

片付け=収納から始めてはいけないらしいです。一番最初に捨てる、そして次に片付ける、という手順が絶対だと彼女は書いています。

「捨てる」作業が終わるまでは、収納について考えてはいけないのです。(P54)

片付けのコツは「一気に、短期に、完璧に」。そして、「まずは『捨てる』を終わらせる」。これが私の結論です。(P54)

片付けには作業ではないもう一つの意味の片付け、人生における大切な儀式としての片付けがあるといいます。

一生に一度の「祭りの片付け」を終わらせてしまったあとは、そのきれいな部屋で、自分の好きなように理想の生活を送ることができます。モノに押しつぶされそうになりながら暮らしていく生活の中で、本当の意味での幸せを感じることがはたしてできるかどうか、胸に手を当てて考えてほしいのです。(P46)

そして、この儀式を行う上で大切なことが《ときめき spark joy》です。

コンマリメソッドは《ときめき》の本質を問いかける

私は彼女のときめきについての考えに驚きました。それは何故か、実際に触れ、というからです。ときめきは思考ではなく“体”験なのです。触れることでなにが分かるのでしょうか?

ポイントは、必ず触ること。たとえばクロゼットのドアを開けて、かかっている洋服を眺めて、「うん、まあ、全部ときめくかな」ではいけません。「一つひとつ手にとって、触れてみること」が重要です。モノを触ったときの、体の反応を感じてみると、モノによって明らかに反応が変わってきます。だまされたと思って実践してみてください。(P63)

触れることの本質 ⁼ 私(⁼人生)を成す適切な距離感を知る

1955年の日本住宅公団の設立に伴う、1960年代から各地に建てられた団地群とそれらが示していた理想の社会像。当時の団地の設備は先進的であった、美智子皇后に象徴される理想の家族・家庭像もありました。そうした環境で人々は消費者として理想を追い求めるべく様々に消費してきたといえます。そして1980年代の高度消費社会において大きな枠組みによる理想の提供から消費を行うのではなく、個別化した物語性を商品とともに消費するように変化した。モノたちは私たちの人生を決めるうえで物質性以上の意味を持っているのです。

そして、その次の段階として、捨てるがある。この延長線上にある《捨てる》は人生を問いかけることと同義です。

人生が変わる

もう人生が変わってしまいます。一見すると冷酷な《捨てろ》という外側からやって来る言葉は、《触れる》というモノとの対話⁼《ときめき》を経て救済として人々を包み込みます。そして目に前にはコンマリさんの笑顔がある。もう完璧じゃないですか。

本書を今回初めて読んでみて、片付けの取説的書では全くないことが分かりました。コンマリ様を頂点とした《ときめき》教ができちゃいそうな。彼女の好みのカラーは“白”。おもしろいです。ぜひ一度読んでみると面白いです。

教訓の羅列で構成される自己啓発本とは全く違った構成をもち、最初に《捨てろ》と宣告してくる本書は私たちの人生にハンマーを叩きつけてくるような挑戦的な書でもあると思います。

一方でこんな記事もあります。バズフィードの記事です。疑問を呈する文章になっています。

It’s about having everything you really need to pursue what Kondo refers to several times as “your ideal life.” And that term really highlights the limits of tidying up, because it doesn’t make room for the idea that a mess can be a symptom of the greater issues affecting someone’s life, rather than just the cause of them. Having an organized home can be a wonderful thing, but neatness is rarely the only thing holding someone back from their life’s full potential.

言っていることはたぶん、“理想の人生”は新たに見出された人生なの?ということだと思います。急がば回れ、必然より偶然、ということだと思います。ぜひ読んでみてください。